おまとめローンと債務整理で迷ったら

借金問題を解決し、つらい返済からはやく解放されるためには、現在の借金の状況に見合った適切な対処法が必要です。

迷うイメージ

効果的な対処法のうち、代表的なものがおまとめローンや債務整理ですが、「どちらを選べばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、債務整理とおまとめローンを比較しながら、どちらを選択すべきかを見ていきましょう。

返済額を計算してみる

計算

債務整理とおまとめローン、どちらを選ぶべきか検討するには、現在の借金の状況を正確に知っておかなければなりません。

特に複数からの借り入れがある場合、毎月いくら返済しているのか、残高はどうなっているのか、など、はっきりと把握できていない場合も多いでしょう。

まずは毎月の支払総額、そして残高を明細などをチェックしてきちんと計算しましょう。さらには、このペースで完済まで何年かかるのか、なども調べておくと方針が立てやすくなります。

カードローンの公式ホームページなどに設置してある返済シミュレーションを利用すると、計算が簡単にできます。

プロミスの返済金額シミュレーションはコチラです。

債務整理やおまとめローンを検討する前に、その判断材料をそろえておきましょう。

債務整理は最後の手段

借金の状況を把握できたら、次は債務整理かおまとめローンのどちらを選択するかを検討することになりますが、その前に知っておいて欲しいことがあります。

それは、債務整理とおまとめローンの性質についてです。

借金問題の解決法として並べて提示されることの多いこのふたつの方法ですが、性質はまるで異なります。

おまとめローンは、別のところからまとめてお金を借り、そのお金で借り入れを返済、借金を一本化して、返済を楽にするという方法です。

一方、債務整理は、借金の減額などをお金の貸し手(銀行や信販会社、消費者金融)に要請し、交渉するというものです。

場合によっては裁判所を利用することになったり、個人の信用に傷が付き、カードが使えなくなる、ローンを組めなくなる、というケースもあります。

債務整理に関しては、あらゆる対策を行ったうえでの最後の手段というように捉えておいたほうがよいでしょう。

債務整理はおまとめをしてからでも遅くはない

したがって、借金問題については、まずおまとめローンを検討してみることが解決の第一歩となります。

おまとめローンは単にお金の借り換えであるため、信用に傷がつくということもありません。

債務整理にくらべて、気軽に検討できる解決手段といえるでしょう。

ただし、おまとめローンを利用するためには、そのおまとめローンを提供している銀行や消費者金融の審査を受けて、それに合格しないといけません。

借金の金額があまりに多すぎたり、借り入れ先の数が多すぎたりすると、おまとめをしても返済不能だと判断されてしまい審査落ちになることもあります。

おまとめローンを利用するのであれば、借金問題が深刻化しないうちに、できるだけ早く検討に入るべきでしょう。

債務整理を検討するのはそのあとでもぜんぜん問題ありません。

もう債務整理をすると決めてしまった方はそうや法律事務所 新規無料相談で相談してはいかがでしょうか。

先に債務整理はできない

総合評価イメージ

先におまとめローンの検討をおすすめするのにはもうひとつ理由があります。

債務整理をすると信用に傷がつく場合がある、と書きましたが、債務整理を先にしているとおまとめローンの審査に通らなくなる場合がほとんどなのです。

債務整理は借金の減額や返済期限の変更を伴うため、最初の契約を守れなかった、という扱いをされてしまうことがあります。

たとえば任意整理をすると5年間は、信用情報機関 に「事故情報」が登録されることになり、その間は新規でローンを組むことができません。

おまとめローンの利用後に債務整理を検討することは問題ありませんが、その逆のパターンでは、おまとめローンを利用できなくなってしまう場合がほとんどです。

よって、借金問題を考えるときは、まずおまとめローンを検討してもらいたいのです。

おすすめのおまとめローンは

おまとめローンには、ふたつの種類があります。まず、おまとめ目的のローンとして商品化されているもの。これは資金用途が返済のみに限られており、返済に集中したい人向けです。

東京スター銀行のスターワン乗り換えローン(おまとめローン)アイフルのおまとめMAX、ノーローンの「かりかエール」、プロミスのおまとめローン、などがあります。

次にカードローンをおまとめ目的で使用する方法。資金用途に制限がなく、おまとめにも利用できるカードローンでおまとめをします。

返済以外の出費にも対応できるメリットがありますが、無駄な借り入れをしないなど、計画的な利用が求められます。用途フリーのカードローンは、金利が低い銀行カードローンを利用することをおすすめします。