銀行・消費者金融以外からの大口融資

大口融資(おまとめローンなど)と言えば、銀行や消費者金融を思い浮かべる人は多いと思います。実はこの方法以外にも大口融資の申請が出来る機関があります。それがろうきんへの大口融資申請です。今回はろうきんへの大口融資申請についてお話しします。

ろうきんとは何か

そもそもろうきんという存在は何の事か分からない方も多いでしょう。ろうきんとは労働金庫の事を指します。ろうきんと呼ばれる機関は、主要都市や各地方にあります。中央労働金庫(東京都内)を筆頭に、様々なところにその各支部があります。

ろうきんの設立は労働者による労働者のために作られた金庫なのです。労働者同士が有志でお金を預けあい、急な出費が必要になった場合や怪我、病気などで働けなくなった労働者に対し、金銭面での保険的な役割を果たすのがろうきんです。

そして、何と言っても銀行や消費者金融と明らかに異なる点は、利益を目的としていない非営利団体と言う事です。そのため、貸付金利が非常に低いという特徴を持っています。

ろうきんで扱っている借入ローン

ろうきんでは、多くのローン商品を取り扱っています。不動産を担保にした住宅ローン、借換・買替ローン、有担保ローンなどと併せて、無担保ローンとしてカーライフローン、教育ローン、フリーローンなどいった様々ローンを取り扱っています。

その貸付金利も非常に低金利で、1%~9%の範囲の中でほとんどのローンが組めるといった点が非常に魅力的です。更には、最近では多重債務者を支援する事を目的としたおまとめローンに近い商品を展開するようにもなっていますので、活用する人はお勧め出来るローンの1つです。

借入が出来るための必要条件

しかし、ろうきんで借入を申し込む場合に必要な条件としては、あなたが現在働いている事が絶対条件となります。働いていない限り、この申請が出来ません。ろうきんはあくまで労働者に対して融資を行っているため、申請者が労働者ではない限り、融資をしてくれる事はありません。

また、金利を低く借りようとする場合は、会社の労働組合の一員でなければなりません。いわゆる非組合員(会社側の人員や契約社員など)では借入申請そのものは可能ですが、金利は労働組合に加入している人よりもかなり高くなってしまいます。もし会社に労働組合がある場合は、ろうきんでの融資申請について一度相談してみてもよいかもしれません。

ろうきんで借入する場合のデメリット

ろうきんで借入を希望する場合に抑えておくべき内容をお伝えします。ろうきんは、おまとめローンの申請を受けた場合は、まずろうきんと提携する弁護士を紹介してきます。そして、その弁護士と相談した結果、おまとめローンにしても問題がないと判断された場合に限って、ろうきんは融資を行う判断をします。

大抵は、この弁護士との話しの中で、債務整理などの手段に切り替える事を勧められます。いわゆる、一般の銀行や消費者金融で言う与信調査的な役割を果たしていると考えられます。そしてこのステップを無事通過すると、今度は実際に借入申請を行うのですが、この時点で、まずは申請者に家族がいる場合は必ず家族(配偶者など)を交えての打合せを行います。

更には組合がある会社の場合、その労働組合の執行委員長の許可を必要とします。それらの経過を経た後、初めて審査を行う事になります。更にろうきんの審査は少々時間がかかります。通常、銀行や消費者金融の場合は、3~5日で融資可否の判断が出ますが、ろうきんの場合は約2週間ほどの審査時間を要してしまいます。

非営利団体である以上、スピーディーな対応は期待出来ません。これらのステップを踏んで、初めて融資を受けられる事が出来るようになるのです。ですので、すぐにでも大口融資を望んでいる人にとっては、少々難があります。ろうきんで大口融資の申請によるデメリットをまとめると次の通りです。

  • 働いていなければ融資は受けられない。
  • 自分の家族に債務状況がバレる。
  • 労働組合の委員長など、他人にも自分の債務状況がバレる。

といった事が発生します。

そのため、債務状況をあまり人に知られたくない人にとっては非常に覚悟がいる話しになります。最初からこれらの事に対して抵抗がある場合は、ろうきんへの申請はしない方がよいと言えるでしょう。

逆に家族や他人に知られる事によって、自分が再度多重債務に陥らないようにする事が出来るとも考えられますが、これには人それぞれの考えや思いがあるため、一概には言えません。あくまで個人的な判断が必要になります。

どうしても家族や他人にバレたくないのであれば、銀行や消費者金融での大口融資を申請する事が賢明と言えます。

この様に銀行や消費者金融以外でもおまとめローンに似た商品が存在します。おまとめローンの申請を考えている人は、このろうきんからの借入も一つの手段として考えてみてもよいのではないかと思います。