地方銀行のおまとめローンの審査は甘い?カードローンでおまとめできる?

複数の金融機関から借金をしている人の中には『地方銀行のおまとめローンは甘い』といった話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

地方銀行のおまとめローン審査の難易度について検証します。

 

地方銀行の場合は住所もしくは勤務地の銀行でないと相手にされない

まず、地方銀行は全国どこにでも支店あるのではなく、地域密着型で地方に根付いた銀行が数多くあります。

インターネットが普及して、日本全国から簡単にローン申し込めるような時代になりましたが、ほとんどの地方銀行は申し込み条件に『住所もしくは勤務地が地方銀行の本支店の営業地域内』であるといった条件が付いているので、その地域に住んでいる人しか申し込めない事が多いです。

例えば八十二銀行のフリーローン(はちにのフリーローン WEB契約)では、利用可能な条件として、『長野県・新潟県上越市、妙高市』に住んでいると言った条件が付いています。

八十二銀行のフリーローンは金利7.0%もしくは9.2%でリーズナブルな金利ですが、長野県や新潟県の一部に住んでいる人以外は相手にしてもらえないのです。

地方銀行に申し込むときは、まずは自分の住んでいる地域の地方銀行を調べましょう。

地方銀行のおまとめローンの審査は厳しめ


自分の居住地、勤務地の問題をクリアしても、今度は審査の壁が立ちふさがります。
『地方銀行のおまとめローン審査の難易度』は簡単ではありません。

  • 地方銀行のローン金利は基本的にリーズナブルな設定です。金利がリーズナブルという事は、
    1. 金利がリーズナブルだと銀行の実入りは少ない
    2. 当然、保証会社へ支払う保証料も少なくなる
    3. 保証会社も地方銀行も、貸し倒れ率が高くならないように慎重に審査を行う
    4. 結果的に審査はとても厳しい事になる

と言った流れが発生してしまいます。

地方銀行のおまとめローン審査は、かなり厳しめと見ておかなければいけないでしょう。

おまとめローンを扱っている地方銀行は少ない

『借金を一本化するおまとめローン』と『借り換えにも使えるフリーローン・カードローン』はお金を借りる事は似ていますが、サービスの体型は全く別物です。
『おまとめローン』は、複数社から借入を行っている人に向けたローンサービスをさします。

借金の一本化(おまとめ)目的でお金を借りようとしている人の専用ローンですから、借入先件数が多少多くても審査で配慮してくれるのです。

おまとめを考えている人にとって便利なおまとめローンですが、そのサービスを提供している地方銀行はごく一部になります。

地方銀行のおまとめローンには、

◆紀陽銀行 おまとめローン http://www.kiyobank.co.jp/personalloan/omatome/
◆沖縄銀行 マイプランローン(各種ローンのおまとめに最適)http://www.okinawa-bank.co.jp/kojin/kariru/myplan.html
◆東京スター銀行 スターワン乗り換えローン(おまとめローン) https://www.tokyostarbank.co.jp/products/loan/unsecured_refinance/index.html

などがあります。

これらの地方銀行はフリーローン等ではなく、おまとめ専用のローンです。

複数社からの借り入れがあっても、審査で配慮してくれる可能性があります。

ちなみに東京スター銀行のスターワン乗り換えローン(おまとめローン)は日本全国どこからでも申し込めるようになっているので管理人オススメです。

フリーローンは審査難易度が高い

申し込みブラック
銀行にはカードローンの他にも、使途が比較的自由なフリーローンといったサービスもあります。

引っ越し代、結婚費用、海外旅行費用など多目的な事に使うことができますので、中には借金の一本化(おまとめ)に利用できる銀行も存在するでしょう。

一見すると使えそうなフリーローンですが、借金の一本化の審査難易度は高くなってしまいます。

なぜおまとめでフリーローンに申し込むと審査が難しくなるかと言うと、

おまとめローンはもともと借金の一本化を目的とする審査をしているので、借入件数が複数社ある人が申し込むのは当たり前になり、審査基準も複数社から借金をしている人用にハードルは下がっています。

しかし、フリーローンではおまとめ目的で申し込んでも、日常生活で使うお金を借りる(通常のフリーローン同様)として審査が行われてしまうためです。

3社以上から借り入れを行っている人は、フリーローンの審査に通る事は難しくなります。

カードローンでの代用も難しい

地方銀行だけでなく、昨今銀行が個人向け貸し出しビジネスで最も力を入れているのはカードローンです。

限度額設定は多く設定可能で、金利も銀行によっては非常にリーズナブルですから、おまとめに代用することもできるでしょう。

しかし、このカードローンもおまとめ目的で作るのは難しくなります。

まずカードローンは使用用途こそ自由であるものの、『おまとめをNG』としている銀行の方が多数派です。

ルールの上で、おまとめNGとなっていると、審査に申し込んでも落とされますので、カードローンでの代用は難しくなります。

更に審査面でもカードローンの審査ハードルは高く、審査に易々とは通りません。

消費者金融など複数社からお金を借りている人は、銀行のカードローン通過は厳しいと考えておいた方がいいでしょう。

審査の通過しやすさを考えるなら消費者金融のおまとめローン

これまでのように、地方銀行のおまとめローンやフリーローンの審査はなかなか厳しく時間もかかります。

せっかく申し込んでも審査落ちしては無意味どころか何度も続くと申し込みブラックになる危険性もあります。

管理人がオススメするのは消費者金融のおまとめローンです。

銀行よりも金利は高くなりますが、確実に審査には通りやすいですし、おまとめすることで管理が楽になる、返済期間が長くなって毎月の負担が減る、などのメリットがあります。