学生でもおまとめローンを利用できるのか?
カードローンの返済先がたくさんあると、管理が大変です。元本が減らず完済したいのにできない……と精神的にも疲れてしまいます。
そんなとき「おまとめローン」が便利ですが、学生にも利用できるのでしょうか。
そこで今回は“学生のおまとめローン”について、
- ・メリット
- ・学生でも使えるか?
- ・親にバレない方法
- ・審査に落ちたらすべきこと
の4点を解説していきます。
結論を先に言ってしまうと、学生でも安定収入さえあれば「おまとめローン」が使えます。しかし、商品によっては“不可”もあるため、その詳細をみていきましょう。
おまとめローンで借りるメリット
(出典元:https://cyber.promise.co.jp/Pcmain/APD67Control/APD67008)
「おまとめローン」で借りるメリットは大きく3つあります。
1つ目が、今より金利が下がりやすいことです。
そもそも金利には法律的に上限があり、借入額や利用枠によってその「%」が上下します。具体的には、10万円未満で20%、100万円未満で18%、100万円以上で15%を上限値と定めています。
そのため、10万円未満をバラバラの金融機関で借りるより、100万円を1箇所で借りた方が“お得”というわけです。
2つ目が、借金をスッキリと管理しやすいことです。
当然ですが、バラバラの金融機関から借入をしていると。「支払いはいつか?」「残高はいくらか?」などそれぞれ確認しなくてはいけません。一方、ひとつにまとめて見通しよく管理できるのが「おまとめローン」です。
3つ目が、総量規制の適用外だということです。
本来なら、カードローンは収入の1/3までしか借りられません。しかし、借り手に有利な「おまとめローン」だと、例外的に1/3をオーバーできます。一種の債務者救済というわけです。
学生が利用できないおまとめローンもある
「おまとめローン」の中には、残念ながら“学生の利用制限”をしているサービスがあります。
たとえば、東京スター銀行のおまとめローンの契約条件には、「給与所得者の方(正社員・契約社員・派遣社員の方)」という説明があり、学生だとクリアできません。
もし、あなたが「このローンは学生でも利用できるのかな?」と疑問に思われたら、まずホームページにある商品説明欄を見てください。そのページに「ご利用できる方」という項目があるので、学生不可についての記載があるかを確認します。
ただ、最近では「学生利用不可」を明記するおまとめローンが少なくなっています。とりあえずは、審査に進めるものが多いので、これから紹介するローンを含め利用できるかどうかを積極的に検討してみましょう。
学生が利用できるおまとめローンもある
(出典元:https://cyber.promise.co.jp/Pcmain/APD67Control/APD67008)
学生でも利用できる「おまとめローン」はたくさんあります。
たとえば、アコム・プロミス・アイフルのおまとめローンは、「20歳以上の安定した収入がある方」しか対象者条件がありません。ですので、たとえ学生であってもバイトをして安定収入がある成人なら、借入の対象になるわけです。
また、“1週間無利息キャッシング”でおなじみの新生銀行ノーローンにも、「かりかエール」というおまとめローンがあります。こちらもアコム・プロミス・アイフルと同様、20歳以上で安定した収入があれば学生でもOKです。
その他、銀行系のカードローンでも条件さえクリアできれば学生可というものは多く存在します。ですので、「学生はおまとめローンを利用できない」と思い込まず、まずは審査に向けて正しい情報を集めましょう。
銀行と消費者金融ならどちらを利用するのが良いか
おまとめローンの商品は、オリックスVIPフリーローンのような「銀行系」と、アコムの貸金業法に基づく借換え専用ローンのような「消費者金融系」の2つにわかれます。
銀行系は金利が低めに設定されていることが多く、借り手に有利なおまとめローンです。しかし、その分“年収”が多くないと審査に通りません。実際に上記のオリックスVIPフリーローンは、年利が3.0~14.5%と魅力的ですが、「年収400万円以上の方」という厳しめの条件があるため、実質的に“学生不可”といえます。
一方、消費者金融系だと比較的「収入条件」がゆるく、安定収入がある学生なら審査に通りやすい傾向にあります。その分、年利上限が17.0〜18.0%と銀行系よりも少しだけ高く、若干の負担増にはなってしまいます。
ですが、もともと年利20%で借入していた方なら、2〜3%の減少に加えて、上記にあげた「おまとめローンのメリット」も享受できるため、やはり「おまとめローン」は積極的に検討すべきでしょう。
親にバレずにおまとめする方法
おまとめローンは、そのイメージからどうしても「親バレ」を気にしがちです。借金の緩和に向かう途中で、親に余計な心配はかけたくありません。
基本的に親にバレる原因は「郵送物」がほとんどです。断りもなく、封を切られてしまうと弁面の余地がありません。こんな事態を防ぐのが「店頭完結」「Web完結」のおまとめローンです。
特にプロミスのおまとめローンは、自動契約機か店頭窓口での申し込みにしか対応しておらず、その後の契約書類の郵送がありません。ですので、どうしても親バレしたくない方は利用してみてください。
その他、消費者金融系のおまとめローンなら、無人契約機・Web完結契約できるものが多く、親にバレづらいです。できれば、郵送での契約は避け「店頭完結」「Web完結」のどちらかをチョイスしてください。
審査に落ちてしまったらどうすれば良い?
審査に落ちてしった場合、起こすべき行動は2つあります。
1つ目が「なぜ落ちたか」の原因を考えることです。たとえば、収入面が問題だったのか、または申請額が多すぎたのか、もしくは少し虚偽っぽく見える記載があったのか、など少しでも思い当たるふしがあれば、メモに書き出して改善策を考えてみましょう。
2つ目が「次のおまとめローンを探す」です。カードローンの申し込みは、1ヶ月に3〜4つまでなら悪影響は少ないと言われています。ですので、この数さえ守っていれば2〜3回までのチャレンジはありです。
金融機関によって審査基準は異なります。また、店舗によってはノルマの関係上、月末は通りやすいなどもありますので、気を落とさずにチャレンジしてみてください。