おまとめローンは転職直後でも通るのか?


「転職直後でもおまとめローンの審査は通るの?」

「勤続年数が少ないと審査に落ちるって本当?」

など、転職直後の方は“審査”について不安だらけですよね。

そこで今回は“転職時のおまとめローン”について、

  • 転職直後だと審査への悪影響はある?
  • 勤続年数が少ないと落ちやすい?
  • どれくらい勤続してから申し込みすべき?

という、3つの疑問にわかりやすく答えていきます。

おまとめローンは、ローン完済のためのとても有効な手段です。転職直後だと忙しいかもしれませんが、ぜひ優先的に手続きをしていきましょう。

おまとめローンは転職前がベストだが、転職後でも工夫すればOK!

おまとめローンの大前提として、審査に通ってから転職するのがベストです。ですので、すでに転職された方は少しだけ工夫が必要となります。

逆に、まだ転職されていない方は「審査」→「転職」というプロセスを踏んでください。少し歯がゆいかもしれませんが、この方が確実です。

なぜなら、おまとめローンに限らず借入審査は“勤続年数”を重視します。一般的に「勤続年数が長い」=「返済能力が高い」と見なされるワケです。

もちろん審査は人の目でも行われますが、まずは機械がスコアリングします。このとき“勤続年数”の長さが点数化されて、審査に使われます。

機械によるスコアリングは“足切り”の役目があるので、他の属性(雇用形態、住居形態など)とあわせて、点数が足りないと審査に通過できません。

そのため、「転職後」が「転職前」よりも審査で有利になるケースは少ないです。現在、転職活動中の方はこの事実を忘れず、できれば転職前に審査を済ましておきましょう。

一方で、転職後の方はどうしても審査では不利になりがちです。とは言え、他の属性さえしっかりしていれば、まったく問題ないケースも多々あります。

おまとめローンは勤続年数が少ないと落ちる?


上記の通り、勤続年数は少ないと不利で、多いと有利です。とはいえ、少ない人が絶対に落ちるとは言えません。

たとえば、あなたが同僚に3万円を貸すケースを想像してみましょう。Aさんはずっと同じところで勤めている人で、Bさんは職を転々としてきた新人とします。

一緒にきた結婚式でしぶしぶ祝儀を貸すなら、AさんとBさんのどちらにしますか?こう聞かれたとき、あなたは「他の条件による」と思うはずです。

もし、Bさんとの貸し借り実績が多くあり、お互いの信頼関係がたっぷりとあるなら、ちゃんと返ってきそうですよね?

実はおまとめローンの審査もこれと同じで、勤続年数はただの“判断材料のひとつ”でしかありません。もちろん勤続年数のプライオリティは高いので、少ないと不利にはなります。

ですが、転職直後でも他の属性さえ良ければ審査を通過するケースは多いです。

そのため「おまとめローンは勤続年数が少ないと落ちる?」に対する答えは“NO”です。

おまとめローンの審査は勤続年数をごまかせる!?


たしかに、おまとめローンの審査は勤続年数が多ければ有利です。

そのため、当サイトでも転職直後の人から「少し水増しした方がいいですか?」という質問をよく受けます。

結論から言うと、審査での虚偽申告はやめてください。

なぜなら、ウソ申告はあなたの首をしめるからです。

おまとめローンの審査では信用情報機関にある、あなたの返済履歴をまるまる確認されます。このとき、バレづらいと思っていたウソでも、あっさり見抜かれるケースがあります。

さらに悲しいのが、もしバレなかったとしても勤続年数を少し増やしたからといって、その効果が薄いということです。

「1ヶ月」を「5年」と偽るなら話は変わりますが、水増しするとしても1年が関の山でしょう。

この場合、機械によるスコアリングは上がりますが、それが審査通過率をあげるとしても数パーセントにとどまります。

一言でいうと、コストパフォーマンスがとっても低いウソというワケです。

転職直後で不安なら勤続年数をためるのもアリ!


ここまで転職直後のおまとめローンについて、

勤続年数は大切だが1要素にすぎない
他の属性が良ければ十分審査に受かる
と確認してきました。

しかし、これは裏を返せば“勤続年数”に頼った方がいい人もいる、ということです。

具体的には「年収に不安がある」「過去の返済履歴にキズがある」に心当たりがあるなら、半年、もしくは1年間働いてから申し込みましょう。

審査をする側は、転職直後で勤続1ヶ月の人なら他の属性をチェックします。これは必ずです。

そのときに、「この人には貸せないな……」と思わせるマイナスポイントがあるならば、審査通過は厳しくなります。

加えて、優良なおまとめローンの数はそう多くありません。ですので、転職直後で申し込んで落ちてしまうと、次の申し込みに悪影響を与えます。

それなら初めから、ある程度の勤続実績をためてから、審査にのぞむ方がいいというワケです。

まとめ

今回は「おまとめローンは転職直後でも審査通過するのか?」について、

  • 本来なら転職前がベスト
  • 勤続年数以外の属性が良ければ問題ない
  • 心配なら半年以上勤めてからにしよう

という3点を解説しました。

おまとめローンは転職直後でも審査に通過しますが、勤続年数の長さから“転職前”がベストです。ですので、すでに転職後の方は“半年勤めてから”がよりベターな方法でしょう。

どの金融機関のローンもそうですが、審査に落ち続けるのは好ましくありません。ですので、1回、もしくは2回で審査を通過できるよう、万全の用意をしておきたいところです。